20年間乗った車を買い替えた。
この車を買ったのが2006年、36歳の時だった。20年、私の人生の多くをこの車と過ごした。

昨日まで妻の実家の大阪に帰っていた。
車の中で助手席に座る妻とこの20年間について話をした。というより一方的に話しかけていた。(妻は寝ていたかもしれない)
思えば、私が株を本格的に始めたのが35歳の時だった。株の先生に師事したのがこの時だった。
偶然だが、師匠は大阪に住んでいた。なので、妻との帰省とは別に大阪をよく訪れていた。
大阪は思い入れの多い地だ。
師匠は年に2回勉強会を開いてくれた。その勉強会に参加すべく、一人高速バスに乗って群馬から訪れたものだ。
泊るのは大阪のビジネスホテルや24時間の健康ランド、株の勉強が目的だったが、年2回の2泊3日の大阪への旅行が楽しかった。
株の技能を取得すれば、嫌な労働から解放される。お金を気にせず世界中を旅できる。老後の心配から解放される。
私にとって株の技能は、どんな専門資格よりも、優先される夢の技能だった。
先生のご指導のお陰で、52歳、ある程度の資産を稼ぎ、完全にFIRE(トラディショナルFIRE)をした。
現在56歳、この20年を振り返ると、楽しいことばかりが記憶に残っている。海外旅行の思い出、株で大損した思い出・・・。しかし不思議なことに、ほとんどの時間を費やしたはずの仕事の記憶はない。
イヤな仕事ばかりやっていて、人生の終わりにベットで横になって、思い出す記憶がほとんどないだなんて・・・。これほどの悲劇が他にあるだろうか・・・。


