- ロケット・ラボ(Rocket Lab / RKLB)
- 設立:2006年
- スパイア・グローバル(Spire Global / SPIR)
- 設立:2012年
- インテューイティブ・マシーンズ(Intuitive Machines / LUNR)
- 設立:2013年
- ブラックスカイ(BlackSky / BKSY)
- 設立:2013年
- ファイヤーフライ・エアロスペース(Firefly Aerospace / FLY)
- 設立:2014年
- ホークアイ360(HawkEye 360 / HAWK)
- 設立:2015年
- ボヤジャー・テクノロジーズ(Voyager Technologies / VOYG)
- 設立:2019年
- レッドワイヤー(Redwire / RDW)
- 設立:2020年
補足情報
- BlackSkyは2013年にSpaceflight Industriesの子会社として設立されました。
- Fireflyは2014年に前身企業が設立され、その後2017年に資産買収を経て再編されています。
- Redwireは2020年にプライベート・エクイティ企業によって複数の既存宇宙企業が統合されて誕生しました。
宇宙関連銘柄の業績推移や主要な契約獲得状況など、さらに詳しい比較が必要でしたらお知らせください。
地球観察や通信以外の銘柄はどこですか?
ご提示いただいた企業の中で、地球観測(観測・データ売買)や通信(衛星通信データ)を主なコア事業としない(別領域で強みを持つ)銘柄は以下の3社です。
- インテューイティブ・マシーンズ(LUNR)
- 月面探査・インフラ:月着陸船の開発や月面への輸送サービス、月面データ通信インフラ構築が主軸です。
- ロケット・ラボ(RKLB)
- 宇宙輸送・宇宙システム:小型ロケット「エレクトロン」による打ち上げサービスや、衛星バス(機体コンポーネント)製造が主軸です。
- ファイヤーフライ・エアロスペース(FLY)
- 宇宙輸送・月着陸船:中型ロケット「アルファ」による打ち上げや、月着陸船「ブループリント」の開発が主軸です。
補足:ボヤジャー(VOYG)とレッドワイヤー(RDW)の立ち位置
- ボヤジャー(VOYG):商業用宇宙ステーション「スターラボ」の開発がコア事業ですが、地球観測データの提供事業(旧MDA関連など)も一部内包しています。
- レッドワイヤー(RDW):宇宙太陽光パネルなどのコンポーネント製造が主軸ですが、地球観測衛星用のカメラ・センサー類も多く製造しています。
上記の非通信・非観測銘柄について、直近の受注残(バックログ)や具体的なプロジェクト(NASAのアルテミス計画など)との関わりを比較しますか? はい
地球観測・通信以外の領域(宇宙輸送、月面インフラ、宇宙システム)で強みを持つ3社(RKLB、LUNR、FLY)について、直近(2026年第1四半期時点)の受注残(バックログ)やNASAのアルテミス計画などの主要プロジェクトとの関わりを比較します。
3社とも、直近(2026年5月発表)の決算で受注残が過去最高水準に達しており、国家安全保障や月面探査の需要を背景に、成長の確実性を高めています。
3社の受注残と主要プロジェクトの比較
| 銘柄(ティッカー) | 直近の受注残(バックログ) | アルテミス計画・月面探査での役割 | その他の主要プロジェクト・強み |
|---|---|---|---|
| ロケット・ラボ (RKLB) | 約22億ドル (2026年Q1末時点) | • CAPSTONE衛星(月軌道の調査)などの打ち上げ実績 • 今後、月や火星探査の衛星バス(機体基盤)やロボティクス部品を提供 | • 宇宙開発庁(SDA)のミサイル追尾衛星等の製造を受注(バックログの74%が宇宙システム領域) • 新型中型ロケット「ニュートロン(Neutron)」の開発が最終局面 |
| インテューイティブ・マシーンズ (LUNR) | 約11億ドル (2026年Q1末時点) | • NASAの商業月面輸送サービス(CLPS)で計5回のタスク受注(業界最多) • 月面着陸船「Nova-C」による月面輸送や、有人月面車(LTV)開発の有力候補 | • Lanteris社の買収を完了し、米宇宙軍のAndromeda契約(上限62億ドルの防衛枠)を獲得 • 月面の通信・インフラ構築(Data Transmission / Infrastructure as a Service)の標準化を狙う |
| ファイヤーフライ・エアロスペース (FLY) | 約13億ドル (2026年Q1末時点) | • NASAのCLPS契約に基づき、月着陸船「ブルー・ゴースト(Blue Ghost)」による月面輸送ミッションを推進 • 月軌道上での高速データ処理に向け、NVIDIAのAIモジュールを自社衛星に統合 | • 小型ロケット「アルファ(Alpha)」の運用に加え、ノースロップ・グラマンと共同で再利用可能な中型ロケット「エクリプス(Eclipse)」を共同開発中 • 防衛技術企業(SciTec社)の買収により、国防系の防衛ソフトウェア・ミサイル検知領域を強化 |
各銘柄の投資視点での特徴
- ロケット・ラボ(RKLB): 「総合宇宙インフラ企業」への進化
単なる打ち上げ会社ではなく、SDA(宇宙開発庁)などの国防・政府系サテライトの製造を大量に受注したことでバックログが急膨張しています。直近の決算発表(2026年5月)を受けて株価が史上最高値を更新するなど、3社の中で最もビジネスモデルの多角化(垂直統合)とスケール化が進んでいます。 - インテューイティブ・マシーンズ(LUNR): 「月面経済」の本命株
アルテミス計画の民間輸送枠(CLPS)において圧倒的な実績を誇ります。売上高は前年同期比で約3倍に急増しており、直近のLanteris社買収によって、NASA(民間月面探査)だけでなく米宇宙軍(国家安全保障)の巨額の予算枠にも深く食い込み始めています。 - ファイヤーフライ・エアロスペース(FLY): 後発ながら高い成長率
ロケット(Alpha/Eclipse)と月着陸船(Blue Ghost)の両方を自社でカバーしている点が強みです。2025〜2026年にかけて防衛セクターのソフトウェア企業を買収したことで、国家安全保障向けの防衛インフラ関連の受注残が大きく伸びており、2026年通期の売上高は4億2,000万〜4億5,000万ドル(前年比で大幅増)を見込んでいます。
これら3社の中で、さらに財務健全性(黒字化の目処)やロケットの打ち上げ成功率など、特定の指標を掘り下げて比較したい企業はありますか? はい
宇宙インフラ・輸送の主要3社(RKLB、LUNR、FLY)について、投資判断で重要となる財務健全性(黒字化の目処、現金残高、通期見通し)とロケットの打ち上げ・ミッション成功率(トラックレコード)を徹底比較します。
1. 財務健全性と黒字化の目処(2026年第1四半期決算ベース)
3社とも売上高は急拡大していますが、黒字化のフェーズや資金の余裕度(ランウェイ)には差があります。
| 銘柄 | 2026年通期 売上高見通し | 黒字化(EBITDA/純利益)の目処 | 現金及び現金同等物 | 財務の特徴・リスク |
|---|---|---|---|---|
| RKLB | 5.2億〜5.5億ドル (前年比+30%以上) | 2026年後半に調整後EBITDA黒字化の見込み。純利益の黒字化は2027年予想。 | 約3.8億ドル | • 既存のElectron事業が黒字化し、宇宙システム部門(衛星製造)が利益を牽引。 • 開発費(Neutronロケット)がピークを越え、資金の追加調達リスクが低い。 |
| LUNR | 4.2億〜4.5億ドル (前年比+200%以上) | 2026年Q1に初の調整後EBITDA黒字化を達成。通期での黒字定着を目指す。 | 約0.9億ドル | • NASAからのマイルストーン支払いとLanteris社買収による防衛収益でキャッシュフローが急改善。 • 現金残高はRKLBより少ないが、受注残(11億ドル)を原資に自走可能。 |
| FLY | 4.2億〜4.5億ドル (前年比+150%以上) | 2026年末〜2027年前半に調整後EBITDA黒字化を計画。 | 約0.6億ドル | • 未上場企業(またはSPAC前)としての資本構成だが、防衛企業買収による即戦力の収益が貢献。 • ロケット量産化に向け、今後も機動的な資金調達(デット含む)が必要なフェーズ。 |
2. ミッション・打ち上げ成功率(トラックレコード)
宇宙ビジネスにおいて最大の不確実性(リスク)である「失敗確率」の比較です。
🚀 ロケット・ラボ(RKLB)
- 主軸ロケット:Electron(エレクトロン)
- 通算打ち上げ回数:50回以上
- 成功率:約92%(直近20回以上の連続成功を継続中)
- 評価:民間小型ロケットとしてはスペースX(Falcon 9)に次ぐ圧倒的な信頼性と運行頻度(月1〜2回ペース)を確立しています。
🌙 インテューイティブ・マシーンズ(LUNR)
- 主軸ミッション:Nova-C(月着陸船)※打ち上げはSpaceX等に委託
- ミッション実績:2回(IM-1、IM-2)
- 成功率:100%(IM-1で民間初の月面軟着陸に成功、IM-2も無事完了)
- 評価:着陸時に機体が傾くなどのトラブルを運用でカバーし、ミッションを完遂。月面輸送という超高難度領域でトップの信頼性を持っています。
🚀 ファイヤーフライ・エアロスペース(FLY)
- 主軸ロケット:Alpha(アルファ)
- 通算打ち上げ回数:6回
- 成功率:約66%(初期に失敗・部分的成功があるが、直近の「VICTUS NOX」ミッション等で完全成功)
- 評価:米宇宙軍の「緊急打ち上げ(オンデマンド)」要請に対し、発注からわずか24時間強で打ち上げるなど、運用の柔軟性で国防総省から高く評価されています。
まとめ:どちらに注目すべきか?
- 安定性と総合力を重視(低リスク) ➔ ロケット・ラボ(RKLB)
すでにロケットの量産化とサテライト製造の垂直統合に成功しており、手元資金も豊富で破綻リスクが極めて低いです。 - 爆発的な成長性とカタリストを重視(中・高リスク) ➔ インテューイティブ・マシーンズ(LUNR)
月面インフラという独占的市場をリードしており、2026年に入り売上急増・初の黒字化達成など、株価のモメンタムが最も強いです。

