日本の新NISA積み立て枠で買える新興国投資信託は何かありますか?
日本の新NISA「つみたて投資枠」で購入可能な新興国株式を投資対象とする投資信託は多数存在します。これらの商品は金融庁が定める一定の要件(長期・積立・分散投資に適した、信託報酬が低い等の基準)を満たしており、主要な証券会社で広く取り扱われています。
代表的な銘柄と特徴は以下の通りです。
主要な新興国株式インデックスファンド
これらのファンドは、いずれも新興国市場の幅広い銘柄に分散投資を行います。
| ファンド名 | 主要なベンチマーク(参考指数) | 特徴 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | 業界最低水準の運用コストを維持し続けることを目指す、非常に人気のあるシリーズです。 |
| SBI・新興国株式インデックス・ファンド | FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(除く中国)インデックス など | 中国株の比率を調整したい投資家向けの指数を採用している場合があります。 |
| ニッセイ新興国株式インデックスファンド | MSCIエマージング・マーケット・インデックス | eMAXIS Slimシリーズと並ぶ低コストファンドとして知られています。 |
| 楽天・新興国株式インデックス・ファンド | FTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ・インデックス | 楽天証券を中心に人気があります。 |
選定のポイント
- 信託報酬(運用コスト):上記のファンドはどれも年率0.1%台〜0.2%台と低コストです。長期運用ではコストが重要になるため、比較検討しましょう。
- ベンチマークの違い:主に「MSCIエマージング・マーケット」と「FTSEエマージング・マーケッツ」の2種類が主流です。指数の構成国や中国株の比率などに若干の違いがあります。
ご自身の証券会社での確認
上記のファンドは、SBI証券、楽天証券、マネックス証券などの主要ネット証券であれば、ほぼ全て「つみたて投資枠」の対象として購入可能です。
最終的な購入手続きの際は、お取引先の証券会社のNISA口座管理画面で、その銘柄が「つみたて投資枠」の対象となっていることを必ずご確認ください。
金融庁のウェブサイトにて、つみたて投資枠の対象商品リスト(PDF形式)が公開されていますので、最新の公式情報を確認することも可能です。


