インド市場とラテンアメリカ市場を比較すると割安なのはどちらですか?

株式投資

現在の市場評価では、一般的に中南米市場の方がインド市場よりも割安であると考えられます。

以下に主な理由を説明します。

  • インド市場のバリュエーション:
    • インド株式市場は高い経済成長期待を背景に、歴史的に見ても比較的高いバリュエーション(株価収益率PERなど)で取引される傾向があります。
    • 2025年3月末時点のインド株(Nifty 50指数)のPERは約19.7倍で、過去5年間の平均を下回る水準ではあるものの、依然として成長市場らしい評価を受けています。国内投資家からの持続的な資金流入も株価を下支えしています。
  • 中南米市場のバリュエーション:
    • 中南米市場は、天然資源価格の変動や、ブラジルやアルゼンチンなど一部の国における財政赤字、インフレといった経済的課題に直面することが多く、市場評価が抑制される傾向があります。
    • これらの政治的・経済的リスクがバリュエーションに織り込まれるため、インド市場と比較すると株価は割安な水準にとどまっていることが多いです。 

結論として、バリュエーション指標(PERやPBRなど)の観点からは、中南米市場の方が割安感があると言えます。 ただし、割安な市場は同時に高いリスク(政治的、経済的な不安定さなど)を伴うことが多い点に注意が必要です。投資判断の際は、単なる割安さだけでなく、各市場のファンダメンタルズやリスク要因も総合的に考慮することが重要です。 

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