第3次オイルショックになったら

株式投資

中学生向けに例えると、「学校のテストの点数の決まり方」で考えると分かりやすくなります。

昔と今では、成績表(S&P500という指数)の中身が全然違うんです。

1. 第一次オイルショック(1973年)

  • 状況: 成績表のほとんどが「算数や国語(普通の会社)」でした。
  • 事件: 石油の値段が爆上がりして、世界中が大パニック。
  • 結果: ほとんどの教科が赤点になり、全体の平均点(指数)もボロボロになりました。

2. 第二次オイルショック(1979年)

  • 状況: この時は「理科(エネルギー企業)」が得意な生徒がクラスの22%もいました。
  • 事件: また石油パニックが起きました。
  • 結果: 普通の教科はダメでしたが、「理科」だけは100点満点を取りました。理科の配点が高かったおかげで、全体の平均点(指数)は下がらずに耐えられたのです。

3. そして今(2024年〜)

  • 状況: 今の成績表は、AppleやGoogleのような「IT・ハイテク(情報技術)」がクラスの主役で、「理科(エネルギー企業)」の配点はたったの4%しかありません。第一次オイルショックの時(7%)よりも、さらに少なくなっています。
  • もし今、石油パニックが起きたら…:
    配点がたった4%しかない「理科」が100点を取ったところで、平均点を支える力はありません。逆に、主役のIT企業たちは「電気代や輸送費の上昇」で大ダメージを受けます。

つまり、どういうこと?

今の株のセット(S&P500)は、「エネルギー価格の上昇」という攻撃に対して、守備力がめちゃくちゃ低い状態だということです。

第二次オイルショックの時のように「エネルギー株が身代わりになって守ってくれる」という展開は期待できず、もし石油危機が来たら、第一次の時と同じか、それ以上に株価がガクンと落ちる危険がある……というわけです。

この「特定の分野に偏りすぎているリスク」について、もっと具体的な対策(どういう株を持っておくべきかなど)も知りたいですか?

はい

中学生でも実践できる、

「エネルギー価格の上昇(オイルショック)」から自分のお金を守るための3つの作戦を解説します。

今の「S&P500」という成績表は、ハイテク株(AppleやMicrosoftなど)に偏りすぎていて、石油が高くなると一気に点数が下がる弱点があります。それを補うための考え方です。

1. 「エネルギー株」を自分で個別に持っておく

今のS&P500の中には、石油会社(エクソンモービルなど)が少し(約4%)しか入っていません。

  • 作戦: セット商品(S&P500)だけに頼らず、エネルギー企業の株を自分でプラスして持つことです。
  • 理由: 石油価格が上がると、これらの会社は利益が増えて株価が上がります。全体の成績が下がっても、この「理科の得意な生徒」があなたの個人成績をカバーしてくれます。

2. 「コモディティ(現物)」に注目する

株そのものではなく、「モノ」そのものに投資する方法です。

  • 作戦: 「金(ゴールド)」や「原油」の価格に連動する商品を持っておく。
  • 理由: 景気が悪くなってお札の価値が下がっても、金や石油といった「実物(モノ)」の価値は下がりにくい(むしろ上がる)性質があります。これを「インフレ・ヘッジ」と呼びます。

3. 「バリュー株(割安株)」を混ぜる

今の主役であるハイテク株(グロース株)は、将来の期待で値段がついていますが、インフレや金利上昇にとても弱いです。

  • 作戦: 派手さはないけれど、生活に欠かせない「銀行」「食料品」「通信」などの会社(バリュー株)を混ぜる。
  • 理由: 石油が高くなっても、みんなご飯は食べるし、スマホも使います。これらは「景気に左右されにくい」ため、パニックが起きたときの下落幅を小さくしてくれます。

まとめ:自分だけの「最強の成績表」を作る

今のS&P500は「ITが得意な超進学校」のようなものです。調子が良いときは最高ですが、苦手な「エネルギー問題」が出るとパニックになります。

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