結論: 信託報酬の低さと純資産の安定性を総合すると、楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドが最も「コスパが良い」選択肢です。ただし、運用実績の長さや純資産規模では iFreeNEXTインド株インデックス が優位、安定性を重視するならこちらも検討対象になります。
📊 3ファンド比較表(2025年11月時点)
| ファンド名 | 信託報酬(年率) | 純資産総額 | ベンチマーク | 運用開始 | 直近リターン(1年) |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天・インド株Nifty50インデックス | 0.308% | 約373億円 | Nifty50 | 2024年4月 | +1.22% |
| iFreeNEXTインド株インデックス | 0.473% | 約1,525億円 | Nifty50 | 2023年3月 | +42.6%(1年) |
| SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス(サクっとインド株式) | 0.3138% | 約818億円 | SENSEX | 2023年9月 | +0.08%(1年) |
🔍 分析ポイント
- コスト面:
- 楽天が最安(0.308%)。
- SBIはほぼ同水準(0.3138%)。
- iFreeNEXTはやや高め(0.473%)。
- 純資産規模:
- iFreeNEXTが圧倒的に大きく(1,525億円)、流動性・安定性に優れる。
- 楽天はまだ新しいが、373億円と急速に拡大中。
- SBIは818億円で中規模。
- リターン実績:
- iFreeNEXTは設定来から高いリターン(Nifty50にほぼ連動)。
- 楽天はまだ運用期間が短く、リターンは控えめ。
- SBIはSENSEX連動で直近リターンは低調。
⚖️ 総合評価
- 最もコスパが良い: 楽天・インド株Nifty50(低コスト+成長中の純資産)。
- 安定性重視: iFreeNEXTインド株(純資産規模が大きく、実績豊富)。
- 選択肢として: SBIインド株はコストは低いが、リターン実績が弱め。
SBIインド株インデックスと楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンドを比較してどちらに長期投資した方がいいですか?
結論: 長期投資で「低コスト・安定性」を重視するなら SBIインド株インデックス、インドの代表的指数 Nifty50 に忠実に連動したいなら 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド が有力です。どちらも低コストですが、ベンチマークの違いと純資産規模が判断のポイントになります。
📊 基本比較
| ファンド名 | 信託報酬(年率) | 純資産総額 | ベンチマーク | 設定日 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| SBI・iシェアーズ・インド株式インデックス(サクッとインド株式) | 約0.3138% | 約801億円(2025年10月時点) | S&P BSE SENSEX(大型株30銘柄) | 2023年9月 | 純資産規模が大きく安定。インドの代表的30銘柄に集中投資。 |
| 楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド | 約0.308% | 約373億円(2025年11月時点) | Nifty50(大型株50銘柄) | 2024年4月 | より分散度が高い。新しいが急速に資産拡大中。 |
🔍 分析ポイント
- コスト: 両者とも業界最低水準。楽天がわずかに低い(0.308% vs 0.3138%)。
- 純資産規模: SBIが約800億円と大きく、安定性に優れる。楽天はまだ新しいが急速に拡大中。
- ベンチマークの違い:
- SBI → SENSEX(インドの代表的30銘柄、より集中度が高い)。
- 楽天 → Nifty50(50銘柄で分散度が高い)。
- 運用実績: SBIは1年以上の運用実績あり。楽天はまだ1年半程度で実績は浅い。
⚖️ 長期投資の視点
- 安定性重視: SBIインド株インデックス。純資産規模が大きく、長期積立に安心感。
- 分散性重視: 楽天インド株Nifty50。より多くの銘柄に分散され、インド市場全体の成長を取り込みやすい。
- コスト差: ほぼ同水準なので、コスト面での優劣はほぼ無視できる。
✅ 結論
- 安定性と実績を重視するなら → SBIインド株インデックス
- 分散度とインド市場全体への連動を重視するなら → 楽天・インド株Nifty50インデックス
どちらも長期投資に適しており、選択は「集中 vs 分散」「実績 vs 新規成長」の好み次第です。


