私が資産を大きく伸ばし、FIREできたのは、コロナのおかげだ。
海外旅行にも行けなかったあの閉塞感を感じたコロナ禍の時、私はブログに妄想海外旅行記を書きまくり、イメージの世界で海外旅行をしていた。
「ネパールでのトレッキング旅行」、「ボリビアのウユニ塩湖旅行」、「タイでタイ語語学旅行」、「フィリピン・セブ島でのダイビング三昧の日々」、「長期沖縄滞在記」など。
コロナが明け、実際に、ネパールに行ったし、沖縄にも妻と行った。タイのチェンマイでタイ語を勉強した、フィリピンのセブ島には2回も行った。
コロナ禍は、ほとんどどこにも行けなかったが、妄想力を高めるという意味では、よい期間だった。
さらにコロナで株価が大暴落し、安くなった株を大量に買い込むことが出来た。その後の株価の上昇で私の資産は2倍に増えた。
実はその数年前に私は大きな損失を出し、株式投資から距離を置いていた。忘れもしない2017年大きく下げると思い大量のカラ売りを仕掛けたのだが、意に反して株価は大きく上昇し、踏みあげられて1日で100万円を失う、大失態をしてしまった。
この時、頭を冷やそうと買いで持っていた株をすべて手仕舞いした。それから数年株を見ないようにしていた。
3年後、コロナで米国株は大暴落、日本株も連日の大暴落となった。
この時現金をシコタマ持っていた私は安くなった株を買い漁った。三菱UFJ銀行が400円を切ったところで大量に買ったり、安くなった日本たばこ(JT)を買ったり、1万円を割り込んだS&P500投資信託を大量に買い込んだりした。
今思うと2017年の大損のおかげで、コロナ禍の大暴落時に現金を大量に持つことが出来ていた。
「人間万事塞翁が馬」とはこのことだとつくづく思ったものだ。(人生における幸不幸は予測できず、何が幸運で何が不運かは後にならないと分からない。だからこそ、目の前の出来事に一喜一憂せず、冷静に受け止めるべきだという教え)
コロナ禍は我々に多くの困難を与えたが、コロナ禍によって恩恵を受けた人も少なからずいたことだろう。
