FIREという夢を実現させた私にとって「願ったことは現実になる」というのは、当たり前のことだ。
「では、どうやって実現させたのか?」と聞かれたら・・・、気がついたら現実になっていたとしか説明がつかない。
コロナショックで株価が大暴落した時に、たまたま現金をたくさん持っていて、安くなった高配当株やS&P500投資信託に投資した。それらが上昇し目標額に達したので、会社を辞めFIREした。会社を辞めた後も米国株は上昇を続けていたので、資産もますます増えた。
それだけだ。
私は何の努力もしていない。勝手に株価が大暴落してくれて、たまたま現金をたくさん持っていて、たまたま買った株が上昇した。
しかしよく考えると「妄想旅行記」をブログに書いていたのを思い出す。もしかしたらこれがFIRE実現に寄与していたかもしれない。
コロナショックの巣ごもりの時、私はうつ病にかかっていた。どこにも旅行に行けない、会社と家の往復のみの毎日。会社の休憩時間は、誰とも話さず、スマホばかり観ていた。
この時期によくしたのが妄想で世界旅行をするという遊びだった。これなら誰にも迷惑がかからないし、お金もかからない、そしてに何よりも楽しかった。
空想の世界で私は、
ネパールのポカラで雄大なヒマラヤ山脈を見に行った。
ボリビアのウユニ塩湖で、夜の星と、湖面に映り込む夜空の星々の幻想的な絶景を楽しんだ。
タイのチェンマイでタイ語を学び、タイ人女性と流暢にタイ語で会話を楽しんだりした。
フィリピンのセブ島に移住し、スキューバーダイビング三昧の毎日を過ごした。
沖縄の石垣島に長期滞在し、美しい海を眺めて過ごした。
それはそれは、楽しくて、気分のいい旅行だった。
もし私がFIRE生活現実のためにやったとしたら、これしか思い浮かばない。コロナが明けた後、実際いくつかの妄想旅行は、現実のものとなった。
今は毎日、家でYOUTUBE動画を観て、労働とは無縁の夢の生活をおくっている。
時々、日本での怠惰な生活から抜け出たいと思うこともあるが、35℃を越える屋外の暑さが、元の怠惰な生活に引き戻す。
私の潜在意識が、厳しい労働の世界に向かうのを阻止しているのだろう。仮に行っても、すぐに今の楽な生活に引き返すことになるだけだ。
別にお金に困っているわけでもないので働く必要はない。
私の未来はこれからも明るい、豊かさと、幸せに溢れた人生で幕を閉じるはずだ。
風薫る 続く幸せ 身に宿し
