証券会社は、「宝の山への入場チケット売り場」と同じだ。私たちはそこでいくらでも宝を掘り出して構わない。
株式市場では権力者であろうと、社会の末端に近い弱者であろうと基本的には同じ立場が保証されている。そしてどのような思想、哲学をもっていようとルールから外れていない限り自由だ。
わずかばかりの参加費さえ支払えば、株式市場という宝の山から誰でも好きなだけ宝を持ち帰ることができる。
市場では取ったリスクに応じて利益が分配される。判断するのは自分自身だ。
しかしこの宝の山から、無事、宝を持ち帰ることのできる人は少ない。
欲に目がくらみ持ち帰るどころか、身ぐるみ剥がされスッテンテンで帰る人の方が圧倒的に多いというのが現実だ。
よく見ると、宝を持ち帰える人は、大概いつも同じ連中だ。
彼らは宝を持ち帰るコツを知っているのだ。
それゆえ彼らは何時でも好きなだけ宝の山から金銀財宝を持ち帰り、自分のやりたいことに時間を費やすことができるのだ。
宝山へ 夢の切符を売る 窓口
