会社倒産の思い出(2018/11/8) またも給料が遅延している

仕事のこと

ゲッターズ飯田氏の「五星三心占い」で来年2026年は、1,2番に運気の良い「解放の年」で、これから5年間よい年が続くそうだ。

一番悪かったと年とされるのが、2019年「乱気の年」と2020年「裏運気の年」の時だそうだ。2020年のコロナの時は確かにそう感じたが、2019年は海外旅行にも行ったし、それほど悪くは感じなかった。

それより2018年「ブレーキの年」11月に、勤めていた会社が倒産した方が、インパクトが強い。

勤めていた会社が倒産するという体験はあまりできない、前のブログに書いていたので、今回は会社が倒産した時のことを書きたい。

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私の働いていた会社は、社員6名程度の小さな工場だった。私の仕事は主に製缶といって板金を曲げて溶接し、製品を作るというものだった。

勤続年数、わずか1年で倒産してしてしまった。

倒産の予兆を感じ始めたのは、会社に慣れてきた1か月目くらいからだった。

社長はじめ、みな売り上げを上げようという意欲はなく、現状維持だけで満足しているようだ。

今の社長は亡くなった先代の奥さんで経営は素人。

社員は、工場の現場で働く定年間近のベテランと、私の2人、荷物運搬の運転手1人、パンチング・切断マシーンのプログラマー1人、事務のおばさん1人、計6人だ。

その他にスーパ・サブと言える、嘱託パート社員2人(2人ともこの会社に50年以上勤務し、今は年金をもらっている。会社に来るのは週に3日)。

この嘱託パート社員の2人、溶接・製缶の腕は一流で、他の会社で扱えない仕事が回ってくるほどだ。先代社長時代から働く、この2人が素人の社長夫人を支え、会社を運営しているようなものだ。

この2人がもう働かないと言ったら、この会社もお終いだろう。2年先か3年先か?

社長が会社を畳むまでは、ここで働き、覚えられるだけの技能を覚えようと思っている。小さい会社でけあって、いろいろできる。溶接、サンダーがけ、溶断、シャーリング(鉄板切断)、ベンダー(曲げ)、穴あけ、罫書き・・・。できれば、被覆アーク溶接と製缶の技能を身に付けたい。

ここで色々できれば、他の会社に行っても役に立つだろう。もしかしたらタイにある日本の工場で働くこともできるかもしれない。(リタイヤメント・ビザからワーキング・ビザに切り替える必要があるが)

そんな会社で働いていたが、今年の8月に引き続いて、またも給料が遅延している。

11月5日にでるはずの給料がでない。

社長も会社に姿を現さないし、携帯電話も通じない。どうなってしまったのだ。

先回の8月には「お金の工面をしているので、給料はもう少し待って欲しい」という内容の張り紙があったのだが、今回はそれさえもない。

みな困っている。

特に家のローンの支払いがある人は、かなり困っているようだ。というより怒っている。

みな平等に給料が支払われない今の現状の中でも、よく見ると2つのグループに分かれているのが分かる。

1つは、「給料が出ないのなら仕事はしない」とサボタージュしているグループ。このグループに所属している人は、いつも仕事をしていない(私にはそう見える)人たちだ。

もう1つは、こんな状況でも黙々と仕事をしているグループ。このグループに属している人は、普段から仕事を真面目にしている人たちだ。

この差は何なんだろうか?

私はと言うと、あまり怒りの感情はない。そのうち貰えるだろうという感じだ。納期に間に合う程度に、普段より休み時間を多めにとって仕事をやっている。

それよりも社長の身が心配だ。たった一人でのお金の工面、大変だろう。変な気をおこさなければいいのだが・・・。

会社の資金繰りは相当に大変らしく、前々から闇金融から融資を受けているという噂だ。

会社の先輩に聞いたところ、昨日とうとう弁護士である義理の息子さんが闇金業者との仲介に入ったそうだ。

闇金の借金はチャラになるのではないかと言うことだが、その他の借金もあるという。

今度こそ、この会社の存続は難しいのではないかと話していた。

この会社、いつまでもつのだろうか?来年まで存続できるのだろうか?

先輩は「来年までもつわけがない」と笑っていた。

できれば今年いっぱいは存続してほしい。そうすれば有給休暇を消化する形で来年のインドネシアの旅行に行けるからだ。

インドネシア旅行から帰ってきたら、失業給付の手続きをして、すぐに仕事を決めてしまおうと思う。だらだら3ヵ月間、失業給付金をもらっていてもしょうがないからだ。

さて、どうなるのか?

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