インテュイット(INTU)、セールスフォース(CRM)、アドビ(ADBE)の3銘柄は、いずれも強力な市場支配力とサブスクリプション型の安定した収益モデルを持っており、長期投資に適した優良銘柄と考えられています。
2025年時点での各社の評価と、長期投資に向いている主な理由は以下の通りです。
1. 共通する強み:堀(モート)の深さ
- 高いスイッチング・コスト: 各社の製品(QuickBooks、Salesforce、Photoshop等)は業界標準となっており、一度導入すると他社製品への乗り換えが非常に困難です。
- ストック型収益: サブスクリプション収益が中心のため、景気後退局面でも安定したキャッシュフローを生み出せます。
- AIによる付加価値の向上: 2025年現在、3社ともAI(生成AIやエージェント機能)を自社プラットフォームに深く統合しており、単なるソフトウェアから「ビジネスの自動化ツール」へと進化することで単価の引き上げ(アップセル)を狙っています。
2. 各社の個別事情と理由
| 銘柄 | 長期投資に向いている理由 | 2025年の状況・懸念点 |
|---|---|---|
| INTU (Intuit) | 中小企業向け会計・確定申告ソフトで圧倒的シェア。経済活動に不可欠なインフラ。 | AI投資による一時的な利益率の低下は見られるが、四半期売上は前年比20%増と堅調。 |
| CRM (Salesforce) | 世界シェア1位のCRM。他社システムとの広大なエコシステムを持ち、企業のDXの核。 | 2025年に標準価格の平均6%値上げを実施。5年間の利益成長率は年平均13.9%と予測される。 |
| ADBE (Adobe) | クリエイティブ業界の絶対王者。Firefly(生成AI)の商用利用における著作権保護の信頼性が高い。 | Canvaなどの競合台頭により、AIによる収益化のスピードが市場から厳しく評価されている。 |
3. 注意点
2025年現在、これらの銘柄は「AIによって既存のビジネスモデルが破壊される(Disruption)」という懸念と、「AIによってさらに成長する」という期待の狭間にあります。
- アドビは、AIスタートアップとの競争により価格決定力が試されています。
- セールスフォースは、AIエージェントの導入により人件費削減を狙う企業の需要を取り込めるかが鍵です。
結論として、 短期的な株価の変動(ボラティリティ)はありますが、各業界での圧倒的な地位と高い利益率を維持しているため、数年〜10年単位の長期スパンで見れば、依然として魅力的な投資先と言えます。


