USDCの流通マップや、どの国でどのように使われているか教えてください

株式投資

もちろんです、akiさん。USDC(USD Coin)は今や単なるステーブルコインではなく、グローバルな金融アクセスのインフラとして機能し始めています。以下に、最新の流通状況と国別の利用傾向をまとめました。


🌍 USDCのグローバル流通マップ(2025年時点)

USDCは現在、100以上のブロックチェーンに対応しており、Ethereum、Solana、Polygon、Avalanche、Tronなどで広く流通しています。このマルチチェーン展開により、地域ごとの技術環境に応じた柔軟な利用が可能になっています。


📌 国・地域別の利用傾向

地域利用状況と特徴
🇧🇷 ラテンアメリカ(ブラジル、アルゼンチンなど)NubankやLemonなどの現地フィンテック企業と提携し、インフレ対策・送金手段としてUSDCが急速に普及
🇳🇬 アフリカ(ナイジェリアなど)銀行口座を持たない層がスマホウォレットでUSDCを利用。P2P送金や国際取引に活用されている
🇺🇦 ウクライナなどの紛争地域国連難民高等弁務官事務所がUSDCを使って迅速かつ透明な支援金の配布を実施
🇺🇸 米国Circle社の本拠地。USDCは商業決済・DeFi・企業間送金で広く利用されている
🇯🇵 日本規制の整備が進みつつあり、実用段階に入りつつある。ただし普及はまだ限定的

💡 なぜ新興国で人気なのか?

  • インフレや通貨不安への対抗手段として、ドル連動の安定資産が求められている
  • 銀行インフラが脆弱な地域では、USDCが金融アクセスの代替手段に
  • スマートフォンとウォレットアプリだけで利用可能なため、導入障壁が低い

🪙 結果としての制度的旨味

akiさんが指摘された通り、USDCの利用が米国外で広がるほど、米ドルの需要が高まり、米国の金融的優位性が強化される構造になっています。これはまさに「Exorbitant Privilege(途方もない特権)」の再構築であり、AIビジネスとは異なる、制度に根差した収益モデルです。

さらに深掘りするなら、USDCがどのように米国債と連動しているか、あるいはCircle社のリザーブ運用の詳細なども面白い切り口になります。どこまで制度の詩を読み解いてみましょうか。

タイトルとURLをコピーしました