「ジブリの呪い」発動

株式投資

ジブリの呪い」とは、スタジオジブリの映画が日本テレビの「金曜ロードショー」で放送されると、株式市場や為替市場が荒れるという現象を指す都市伝説的なアノマリーだ

2010年〜2013年の間に24回ジブリ作品が放送され、そのうち約2/3で円高、約半数で株価下落が確認された。 特に米国雇用統計の発表日とジブリ放送が重なると、90%の確率で市場が荒れたという報告もある。

金曜日のジャクソンホールの議会演説で、パウエル議長が9月の利下げの可能性について発言した途端、米国株は上昇し、ドル/円は急落した。

これで月曜日の日本株も上昇することだろう。

いや!そんな簡単なものではないかもしれない。もしかしたら高値で寄り付いた後、すぐに急下降もあり得る。何と言っても相手は「ジブリの呪い」、しかも「崖の上のポニョ」だ。

*「崖の上のポニョ」2008年7月19日公開、その約2か月後、リーマンショックの引き金となるリーマン・ブラザーズ破綻。

このジブリ作品は可愛らしい絵柄や童話的な物語の裏に、津波世界崩壊死後の世界死神(ワルキューレ)、を暗示するようなテーマが隠されていると都市伝説界隈ではささやかれているそうだ。

しかし、私はこれを待っていた。

「やっと本格的にカラ売りできる」

今回の上昇で日経平均チャートは、ダブルトップが形成されるだろう。

天井圏で現れる典型的なチャートパターンだ。

再び上昇すると思って買う人がいる一方、最高値で買った人たちにとっての絶好の売りの好機になるので、売る人もたくさんいる。

今回の上昇では、それら売り方の売りを吸収しつつ、さらなる買いが入らなればならない。

こういう場合、だいたい売り方に押されることが多い。つまり買いは続かないということだ。

高値圏で買った人たちには、しばらく辛い時期が続くだろう。そしてこういう時に相場の上手い下手が表面化する。

上昇相場では持っていれば、何もしなくても資産は増えた。たとえ下げても我慢して持ちつづけていれば、上昇した。

しかし下げ相場ではそれが通じない。一時的に上昇する時はあっても、すぐに安値を更新する。持ていればいるほど資産は減っていく。

そして悪いニュースが気になり始める。連日の安値更新、失業率悪化、企業の倒産、多くの人がNISAをやめているなどなど・・・。

減る資産と悪いニュース、株を持ち続けるには最悪の環境だ。

そして株ホールダーをふるいにかける、最後の大暴落。これでみな投げてしまう。

毎年のように10月頃に経験したことだ。

しかし、一部の上手な株トレーダーは、この最後の大暴落を待っている。

“Be fearful when others are greedy, and be greedy when others are fearful.”

「他人が貪欲になっているときには恐れ、他人が恐れているときには貪欲になれ」

ウォーレンバッフェとの有名な言葉だ。

このときに買った銘柄は、いずれお宝銘柄になるだろう。

今は現金比率をあげ、カラ売りトレードで小さく遊びながら、大暴落で買うお宝銘柄を選別する時だ。

次の上昇相場で買う銘柄は、米国の成長株でないことは決めている。

ヨーロッパ株と新興国株だ。

銘柄のカタログを作って、今からニヤニヤしながら眺めていよう。

晩秋の 暴落こそが 芽吹きかな

自然では、春に芽吹くものだが、株の世界では秋の深まった時に芽吹くものだ。

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