瞑想合宿のスケージュールは、なかなかタイトだ。(ちゃんとやれば・・・)
4時に起床
4時半にホール・自室にて瞑想。

初めの数日は4時半にホールで瞑想していたが、だんだん自室で瞑想するようになった。
10月も後半になると、早朝4時、外は暗い。闇夜を照らす三日月、フクロウとカエルの鳴く声が印象的だった。
多分だが、フクロウの鳴く声を直に聞いたのは、私の人生で初めてだと思う。
スタッフの方がコース修了後、涼しくなり始めた10月下旬の今が、一年で一番いい時期だと言っていた。確かに真冬の朝4時は寒そうだし、真夏の昼のホール・自室は暑そうだ。
早朝4時、ホールに入るとパーリー語の祈りの声が、インドやイスラム寺院の神聖さを感じさせる。
その祈りの声はとても心地よく、懐かしいものだった。私の前世は、中東や南アジアの僧侶ではないかと思うほどだ。
そう言えば、私をここに導いてくれたのは、タイで出会った日本人の元ミャンマーの僧侶だった。
何か縁を感じる。
さて、瞑想終了の鐘が鳴り、6時半から朝食になる。
ホールで8時から始まる1時間グループ瞑想(参加必須)までゆっくりできる。

昼食は11時からで、13時からホール・自室の瞑想までは自由。
13時から14時半までホール・自室での瞑想。
14時半から15時半まで、ホールでの1時間グループ瞑想(参加必須)。
15時半から17時までホール・自室での瞑想。
夕食17時から18時まで、ホールでの1時間グループ瞑想(参加必須)。
19時から21時までホールでの講和(参加必須)。
21時就寝・22時消灯。
このような生活が、10日間繰り返される。
毎日決して楽しいわけではなかったが、人と会話しなくていいので、苦痛ではなかった。
フクロウの 鳴く声聞こえる 秋の夜


