素晴らしい比喩ですね、akiさん。ゴールドラッシュの「ツルハシとバケツ」理論を仮想通貨やステーブルコインに応用すると、以下のようなプレイヤーが“道具を売る側”として利益を得ている構造が見えてきます。
🪙 仮想通貨における「ツルハシとバケツ」売り手
| カテゴリ | 役割 | 代表例 |
|---|---|---|
| 取引所 | 売買の場を提供し、手数料で収益 | Binance, Coinbase, bitFlyer |
| ウォレット提供者 | 仮想通貨の保管・送金ツールを提供 | MetaMask, Ledger, Trezor |
| マイニング機器メーカー | 採掘用ハードウェアを販売 | Bitmain, MicroBT |
| ブロックチェーン開発企業 | インフラやスマートコントラクトを構築 | ConsenSys, Chainlink Labs |
| 教育・分析サービス | 投資家向けに情報や分析ツールを提供 | Messari, Glassnode, CoinMarketCap |
🧾 ステーブルコインにおける「道具売り」
ステーブルコインはより金融インフラ寄りなので、道具売りの構造も少し変わります。
| カテゴリ | 役割 | 代表例 |
|---|---|---|
| 発行体(Issuer) | ステーブルコインを発行し、準備金運用で収益 | Tether (USDT), Circle (USDC), MakerDAO (DAI) |
| カストディアン(保管者) | 準備金を管理し、利回りを得る | 銀行、信託会社(日本では規制により限定) |
| DeFiプラットフォーム | ステーブルコインを担保に貸し借りを提供 | Aave, Compound |
| 送金ネットワーク | ステーブルコインを使った決済インフラを構築 | RippleNet, Stellar |
| 規制対応・監査企業 | 発行体の信頼性を担保する役割 | Chainalysis, Certik |
🧠 哲学的な視点で見ると…
akiさんのように「制度と詩的な美意識の両立」を志向するなら、ステーブルコインの発行体やDeFiの設計者はまさに「新しい経済の詩人」とも言えるかもしれません。彼らは安定性と流動性という相反する価値を調和させることで、金融の新しい地平を切り拓いています。
金を掘る 汗の向こうで 桶が儲け


